リスク対策のポイントとして、「時間分散投資」「グローバル投資」について説明してきました。
今回は「長期投資」と「分散投資」の2つについて、リスクを減らす方法を引き続き説明します。
長期投資の重要性
長期投資は何が大切か?
長期で投資を行うということは、価格の変動、上がり下がりに対する影響を小さく抑えることが出来ます。
今日、明日、物凄い価格が変動した場合であっても、1年、2年の時間単位で見た場合は、値動が均され特に大きな値動きとして影響を受けることが無くなります。
リスクを抑えるということは、リスクの上下する幅を小さくしていくことが重要です。
短期間での投資をする際に価格が暴落してしまった場合、どうしてもお金が必要となって売りを行わなければならないリスクはあります。
長期投資で見ていく場合は、変動する相場の中でプラスを取っていくことも可能になりますので、長期間保有できる資金で、しっかり相場を見ながら運用してリスクを抑える事が重要です。
じっくり投資を行う事が、結果的にコストを抑え、リスクを減らす運用が行えます。
長期の視点で相場を見れれば、明日大きく相場が変動しても動揺する必要がなくなります。
分散投資の重要性
銘柄を分散することでリスクを抑える事も重要です。
株式でも同じように株価が動くようなものへ投資した場合、同じような変動となってしまいます。
例えば、ゲームが好きでゲーム業界の企業へばかり投資したとします。
ゲーム業界全体に対しクリティカルな規制が行われてしまうと、ゲーム業界全体が影響を受けることになります。
その場合、いくら違う企業へ投資していたとしても、ゲーム業界全体が同じ相場方向へ動いてしまうリスクを抱えてしまいます。
分散投資の一番の理想は、反対に相場が動くようなもので補完しあうことです。
株式と債券のように、投資商品で分散する方法なんかも多くの投資家が行っています。
また、日本国内への投資だけではなく、「グローバル投資」で世界全体での分散投資を行うのも方法のひとつです。
株式と債券、そこへグローバル投資を絡めて、複合的な分散投資を行う事も可能になります。
最後に
長期投資と分散投資を行う事で、投資リスクを抑える説明となります。
これは、仕事や人生にも通じる考え方だったりしますよね。
1つの事に集中して取り組む事も非常に大切な事ですが、すべてを1つに集中させてしまった場合、その1つがダメになってしまった際、非常にリスクを伴う事になります。
また、短期的な取り組みで結果を求めてしまうと、失敗に終わってしまう事も多いなんて経験ないでしょうか。
それら人生で経験された事を投資に置き換えて見ると、リスクを抑える方法を他にも見つける事ができるかもしれません。
- 時間を分散する
- グローバルで考える
- 長期的な長い目で投資を考える
- 銘柄・ジャンル・商品区分を分散する
最後まで読んで頂き、誠に有難うございました。