八百長疑惑などで、一時はすっかり人気が低迷してしまった相撲界でしたが、最近再び活気を戻しています。
SNSを利用しての力士たちの積極的アピールもあります。
その甲斐もあり、みごと女性ファンの獲得にも成功し、「スージョ」という言葉が生まれました。
力士は儲かると聞きますが、横綱の給料事情とはどのようなものなのでしょうか!?
今回は、相撲界の秘密と、横綱の隠された給料事情についてご紹介していきます。
力士の平均年収
力士の年収は、その番付によってかなりの差があります。
序ノ口の年収が84万円くらいとされる一方で、横綱となれば3,000万円以上ともいわれています。
相対的に見ると、力士の平均は2,350万円となります。
序の口は、1回7万円の場所手当を年6回もらえ、給与は十両以上で支給されます。
しかし、幕内の力士が優勝すれば、それだけで1,000万円支給されるというから雲泥の差です。
番付がすべての厳しい世界であることを物語っています。
歴代懸賞金ランキングを見ると、1991年以降、なんと1位から5位のすべてが「白鵬」というから驚きです。
ぶっちぎりの強さですね。
横綱の年収
大相撲界の頂点といえる横綱まで上り詰めると、年間1億円プレーヤーも夢ではないと言われています。
横綱になると、まず基本給が毎月282万円支給されます。
そのため、それだけで年収3,384万円になります。
さらに、本場所で優勝すれば1,000万円がもらえるのです。
例えば、白鵬は年間3回から5回優勝しているので、優勝賞金だけで、なんと年間3,000万円から5000万円受け取っています。
また、取り組みごとにもらえる懸賞金や、本場所ごとに支給される本賞金などを加えると、基本給以外にさまざまな手当だけで数千万円もらえることになるのです。
さらに、そこにCM出演のギャラや、テレビの出演料などが重なれば、数億円に上る大金を稼ぐ力士もいるくらいです。
力士になるには
相撲部屋に入るには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
- 周知のことですが、ずは男子であること
- 身長1メートル73センチ以上
- 体重75キロ以上
- 義務教育を修了していること
- 新弟子検査日当日に23歳未満であること
これらが相撲部屋に入る条件となります。
入門を希望する相撲部屋の師匠の承認を得ることができれば、親権者の承諾書、戸籍の証明、健康診断書、力士届けを師匠を通して、日本相撲協会に提出することになります。
協会指定の新弟子検査を受け、条件を合格したところで、ようやく新弟子として認められます。
その後、相撲協会に無事登録されれば、晴れて力士デビューとなるわけです。
なかなか長い道のりですね。
力士の仕事内容
食事は力士にとって、大事な仕事のひとつです。
2時間は食事時掛けるというから、その重要さが伝わります。
そして、相撲部屋とは切っても切り離せない食べ物、それは「ちゃんこ」です。
この料理は、新米力士の役割なのです。
相撲部屋にはそれぞれの味があり、各部屋の中でも、その種類は多岐にわたります。
栄養バランスもきちんと計算され、飽きないよう工夫されているのです。
そして、力士の仕事の大本命が「本場所」です。
前相撲の終了後、序の口の取り組みが始まります。
全15日間開催され、大関は原則出場、関脇や小結は東西で少なくとも1名の出場が必要になります。
番付は、前場所の成績によって、番付編成会議で決定されます。
力士の生活
本場所のはい、巡業以外の日の力士は、各自が所属する相撲部屋で過ごします。
そして、関取も幕下力士も、毎日一緒に稽古をします。
序ノ口などの取的と呼ばれる幕下力士たちは朝5時に起床、関取は7時に起床します。
稽古は、2時間半から3時間半くらい行われます。
番付が低い力士ほど、風呂、食事ともに最後のほうになり、朝は一番に起きなくてはなりません。
何事においても番付次第、非常に厳しい世界ですね。
自由時間は、昼寝が30分間、夕食は5時くらいから始まります。
夕食後の時間は自由ですが、部屋によっては厳しく門限があるところもあるといいます。
最後に
如何でしょうか。
横綱の給料事情。
力士の道は、何事も番付次第の厳しい世界ですが、横綱という頂点を獲得すると、桁違いの大金を手にすることができます。
そして、賞金の多さに限らず、これからも世界に誇れる日本の国技として、ますます発展してほしいですね。
最後まで読んで頂き、誠に有難うございました。