今回は、グローバルに投資をすることをテーマにしていきます。
前回の「時間分散投資」でも説明した、リスク分散における2つ目のテーマである「グローバル投資」を説明していきます。
グローバル投資を行う理由
グローバルと聞くとイメージするのは「世界」ですよね。
そのため、世界への投資でリスクを分散する説明をするのですが、これまで「株式」「債券」「REIT」について説明してきましたが、「何故日本だけで投資をしてはダメなのか?」「何故グローバルに投資する必要があるのか?」と思いませんか?
日本は世界全体に比べると国の成長率がそれほど高くないありません。
そのため、日本以外の国を視野に入れて、全世界を視野に入れて投資した方が、儲けるチャンスが見つかりやすくなります。
グローバル投資と為替リスク
グローバル投資にはどんなリスクがあるのか?
グローバル投資のリスクとして、一番はやはり為替です。
不動産投資REITで説明したリストになりますが、利回りが変わらないのであれば、日本の投資商品へ投資した方がリスクを抑える事ができます。
しかし、今回はリスク分散としてのグローバル投資となりますので、為替リスクを前提に含めてもグローバルに投資してリスクを抑える事が出来ます。
経済成長する国は円安になりやすい
まず、国が経済成長するっていうことは、そこへお金が集まりますので、為替も円安になりやすくなります。
「円安?」って思われた方もいるかもしれませんが、安心してください。
わかりやすく説明していきます。
アメリカが経済成長する場合
基本的に、これから経済成長する国の方が為替は高くなります。
例えば、仮にアメリカドルを1ドル=100円だとします。
その時に、アメリカの成長が見込めたとします。
「これからアメリカが成長するぞ!」ってなりました。
そんなアメリカにみんなが投資を始めます。
そうなると、アメリカにお金が集まり始め、円安ドル高といわれる為替状態になります。
みんながアメリカドルを買いますので、アメリカドルの価格が高くなって、円が安くなる状態です。
1ドル=110円、120円、130円・・・と、1ドルの値段がどんどん上がってい状態です。
(円安ドル高となる、逆のパターンももちろんあります。)
経済成長による投資利益
投資する国の成長が見込めるのであれば、為替が変動するリスクがあるにしても、株価の成長とドル高円安の成長を取りにいける事になります。
投資する国の株式へ投資する場合、株式の成長もありますけども、為替だけでみれば為替も成長して、投資する国の通貨の方が高くなっていれば、為替での投資利益も得られる事になります。
これから経済成長する見込みのある国へ投資をするということは、投資する商品と為替の両方で得をする可能性があるということです。
そのためには、経済成長している国へ投資をするということが重要となります。
グローバル投資には世界を知る事が重要
グローバル投資するには、今、世界でどこの国が経済成長するのか、常にアンテナを張って情報を見極める必要があります。
経済成長率など様々な指標がありますので、そういった情報を分析し投資判断する事ができます。
投資を始める前の私は、経済成長率や失業率がニュースで流れても「へ~、そうなんだぁ」程度に思っておりました。
しかし、投資を始めてからは、その情報に投資チャンスがあるかもしれないとう考え方へ変わってきました。
あなたも投資を始めた場合、ニュースなどの情報に敏感となり、別の視点から見るようになるかもしれません。
そして、世の中の動きが見えてくれば、自分のお金を増やす方法がみつかるチャンスです。
日本が占める市場規模
グローバル投資をする理由として、世界市場で日本市場が占める規模・割合が関係します。
日本の株式市場は、世界の株式市場から見れば、非常に小さい市場となります。
世界にはたくさんの国がありますので、日本が占める株式市場の割合は大したことがありません。
世界の株式の時価総額、その中の日本の株式市場の割合はどの程度か知っていますか?
日本が世界の株式の時価総額に占める割合は、わずか7パーセントです。
日本の株式へ投資するということは、世界の7パーセントの市場で投資している事になります。
最後に
今回は、グローバル投資について説明しました。
- 日本は成長率が低い
- 世界をみれば、これから成長していく国がたくさんある
- 成長が見込める国へ投資を分散し、リスクを少なくしていく
次回は、長期投資と分散投資について説明していきたいと思います。
最後まで読んで頂き、誠に有難うございました。